・平成から令和にかけての凶悪な通り魔殺傷事件
年号が令和になって間もなく、川崎の通り魔殺傷事件が起きました。被害者2名と加害者が死亡、18人が負傷した生々しい事件です。あまりにも悲惨な事件で、ニュースでも大きく取り上げられたので、日本のほとんどの人が知っているでしょう。
また、2018年6月には新幹線内での殺傷事件が起こり、平成最後の元旦には原宿での無差別殺傷事件が起こりました。どちらも川崎の通り魔殺傷事件と同じく、ニュースで大きく取り上げられました。2010年の秋葉原通り魔事件も、まだ記憶に新しいことと思います。
最近、こういった通り魔的な、凶悪な殺傷事件が増えています。それに伴って防犯カメラをもっと多く設置しようという動きも見られます。果たしてそれは効果的な防犯対策なのでしょうか。
・未然に通り魔犯罪を防ぐことは難しい
川崎の通り魔殺傷事件で犯人が自分の首を切って自殺したことからも分かる通り、こういった犯罪をする人は、自分がどうなろうと関係無いという思考をします。また、人に迷惑をかけるためにことを起こしているといった目的も考えられます。こういった人間の起こす行動には、いかなる防犯設備でも効果は薄いでしょう。
なので、こういった凶悪事件を機に、防犯カメラを含む色々な防犯設備を不安や感情にまかせて増やしたところで、過剰対策となる場合が多いです。
そして、どこでも刃物が1つあれば起こせてしまい、誰がやってもおかしくない犯罪のため、未然に予測することも難しいでしょう。通り魔殺傷事件は根本解決の最も難しい犯罪の1つといっていいですね。
・防犯カメラは基本の防犯対策
防犯カメラを過剰に増やしても効果は薄く、根本解決には至りませんが、防犯カメラに収められた映像は貴重な参考資料となります。
川崎の通り魔殺傷事件の場合は防犯カメラが録画した4日前の映像に、犯人に似た丸刈りの男が映っていました。また、犯行当時の様子もスクールバスのドライブレコーダーに映っていました。
犯人が現場を下見に来た可能性が考えられています。新幹線殺傷事件では、犯行が起きた12号車を全体的に防犯カメラが映していて、乗客がシートの一部を取り外して盾にして身を守っていた様子や、犯人が数秒で次々と人を襲う様子がとらえられています。
こういった映像は、次に同じような犯罪が起きた時の貴重な参考になります。また、防犯カメラに映っていない場合、犯人の容姿を一から捜査しなければならなくなるので、当然、犯人を見つけるのも遅くなり、その分、被害が広がる恐れも出てきます。
このように、防犯カメラはきちんと機能しています。今や当たり前になった防犯カメラだからこそ、効果が薄く感じられるような報道があったりしますが、防犯カメラは基本の防犯対策なのです。防犯カメラは必要なだけ、しっかりと設置しておくことが重要なのです。
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