北関東では昨今、トラクターなどの農機具が盗まれる被害が多発しているそうです。
手口としては、事前に盗んだトラックにトラクターを載せて盗む、業者を装って訪ねていった後に盗む、といった手口だそうです。
特に茨城県内では、2021年1月~8月のトラクターなどの農機具の盗難被害件数は54件。ほとんどがトラクターで、昨今の同時期と比べても19件多いそうです。
実際、茨城県土浦市に住むスリランカ人の男性が、別のスリランカ人の男性と共謀して、群馬県甘楽郡の農業関連会社の敷地内からトラック1台(時価総額150万円相当)と、富岡市のトラクター置き場からトラクター1台(時価総額200万円相当)を盗んだとして逮捕されるといったニュースも見受けられました。
狙われる理由としては、日本製のトラクターは部品だけでも海外で高値で売買されているからです。また、トラクターは屋外に置かれたままでいることが多く、カギを付けてままにして離れてしまうことが多く、盗みやすい環境が揃っていたりします。
では、どのように対策をすればトラクターの盗難防止に繋がるのでしょうか?
① エンジンキーは必ず抜いて持ち帰る
当たり前のことかもしれませんが、トラクターの鍵を付けたままにしている農家さんも未だ多く見受けられます。まずは当たり前のことを当たり前に行うことが大切です。
② ハンドルロック・タイヤロックをする
自動車の防犯対策として広く普及していますが、トラクターの防犯対策としても活用可能です。
③ 田畑や倉庫に防犯カメラや防犯ライト・防犯警報器などを設置する
犯行を行う人間が一番嫌がることは目立つこと、見られることです。盗まれてからでは遅いからこそ、きちんとした対策を施すことが重要です。
窃盗犯は一度成功すると二度三度と盗みに来ます。それが防犯対策を施されていないとなれば尚更です。事実、これだけの被害状況が起きているからこそ、明日は我が身にならない為にもしっかりとした防犯対策を施しておきましょう。
↓農業向けの防犯対策詳細は下の画像をクリックしてください↓
Comments