大阪の路上で強盗事件発生！犯人は５万円奪い逃走中

25日午後7時50分ごろ、大阪府豊中市上新田2丁目の路上で、近くに住む公務員女性（34）が男に刃物を突きつけられ、現金約5万円や携帯電話などが入ったバッグを奪われたということです。

大阪県警によると、女性は男ともみ合った際に道路に転倒し、足を打撲するケガを負った。犯人は現在も逃走中で警察は強盗致傷事件とみて、逃げた男の行方を追っている。署によると、女性は帰宅途中に男から道を聞かれ、説明を始めたところ、男が上着から刃物を取り出したという。男は20～30代くらいで、身長約175センチ。黒いパーカを着ていたとのことです。

今回の事件は被害者が軽傷で済みましたが、刃物を突きつけられとても怖い思いをしたでしょうし、犯人が所持していたナイフで刺されて大けがや強盗致死事件などの重大犯罪にもつながりかねない事件だと思います。また、こういった強盗やひったくりは同一犯が何度もやるケースが多く、犯人の一刻も早い特定、逮捕が求められます。こういった強盗、ひったくりに遭わないために出来る対策を防犯アドバイザーがご紹介いたします。とくに狙われやすい女性やお子様がいる方は対策をしっかりし犯罪被害に巻き込まれないようしましょう。

効果的な強盗対策をご紹介！

１．道を尋ねる大人に警戒

誘拐事件やわいせつ事件などは道を尋ね接触してきたのち、被害者の隙を狙い犯行に及ぶケースが非常に多いです。そもそも、スマートフォンのマップアプリや交番に聞くといった手段がいくらでもあるなかで、警戒されるリスクがあるにも関わらず子供や女性に道を尋ねるのは不自然です。

道を尋ねてくる怪しい者がいた場合、「交番に聞いてください」と一言言いその場を立ち去った方が安全でしょう。また、お子様がいる場合知らない人に道を聞かれても相手にしてはいけないといったことを教えておくことは必須です。

２．催涙スプレーを持ち歩く

不審者に遭遇した際に周りに助けがいればいいですが、夜間など人通りの少ない場所などの場合は必ずしも助けが居るとは限りません。そんな時は催涙スプレーを使うのがお勧めです。

実際使用する場面は少ないですが、何かあった際対応できるよう、お守り代わりにひとつ持っておくことをお勧めします。催涙スプレーが噴射した催涙剤が不審者の顔に命中し、催涙液が少しでも目に入ればそれで効果は十分です。相手は目を針で刺されたような激痛で目が開けられず周囲が見えなくなります。さらにその効果が2〜3時間続きますので、その間に安全にその場から逃げることができます。

催涙スプレーの安全性

催涙スプレーの作用は時間が経つとともに自然に治ります。感覚としては激辛カレーを食べたあとの舌に残る痛みに近い感覚です。【催涙スプレーによる深刻な怪我や後遺症の心配はありません。】

催涙スプレーは誰でも使用でき、効果は確実で、安全な護身用品です。

３.こども110番の家の確認

お子様がいる家庭の方は聞いたことがあるのではないでしょうか。

以下渋谷区ホームページより参照渋谷区青少年の安全確保ページ

こども110番の家とは、子どもたちが登下校時の通学路や公園などで「声かけ」「痴漢」「つきまとい行為」などの被害を受けたり、身の危険を感じた場合に助けを求めることのできる緊急避難場所です。区民のみなさんの協力を得て、区施設、一般家庭、商店、事業所などに設置しています。協力員は、子どもが助けを求めてきたときに、保護し、事情を聞き、自宅や学校に連絡をします。必要に応じて警察へ通報します。

地域の家などが110番の家として登録されており、いざというときにここにいる大人に助けを求めることが出来ます。何かあった時のために前もって通学路の近くにある避難場所を確認し、家族で共有していくと良いでしょう。とくに、近年は共働き世帯が増えたため子供のみで行動する機会も多くなりますので、必ずお子様には何かあった際の対応を教えておきましょう。

４．防犯アプリ【デジポリス】を入れておく

デジポリスは、警視庁の無料防犯アプリです。「防犯ブザー機能」や「痴漢撃退機能」「位置情報共有機能」があります。

「痴漢撃退機能」には、画面で痴漢被害を訴えたり、音声で助けを呼べる機能があります。また、痴漢被害にあっているかもしれない人に対して「ちかんされていませんか？」という表示画面を見せることによって、助けが必要か確認できるようになっています。実際この機能を使い犯人逮捕につながったというケースもあります。警視庁公認のこのアプリは、50万人以上の人にダウンロードされています。ぜひ女性やお子様、高齢者などの身近な人に、このようなアプリを教えてあげてはいかがでしょうか。ダウンロードページ